おすすめスポット①嘉例川駅(かれいがわえき)

鹿児島空港から車で約10分。背景を知らなかったら、ただの古い駅舎なのですが、現在は無人駅ながら特急「はやとの風」も停車する人気の駅です。明治時代のままの姿を残しており、鹿児島県内最古の駅舎。国の登録文化財でもあります。なんともレトロな雰囲気が漂う歴史ある駅舎です。

嘉例川駅の1日平均の乗車人員は35人くらいということですが、有名な観光地なので私が訪れた時、大勢の人がいました。桜の季節だったせいもあるかもしれません。鉄道マニアの人でしょうか、本格的な一眼レフのカメラを持ったおじさまたちもたくさんいらっしゃいました。

本当はダメだと思うのですが、周りの方が線路に降りていたので便乗して、線路で記念撮影もしました(もちろん安全確認はちゃんとしています!)単線の線路。1本の線路と草と山に囲まれた風景はとても平成とは思えません。

続いて、特急「はやとの風」。映画や漫画に登場するようなかっこいい漆黒のボディが印象的です。古い駅舎とノスタルジックな列車の組み合わせで、まるでタイムスリップしたような気持ちになります。私が行ったのは午前10時くらいだったと思いますが、停車時間は8分くらいありました。乗車客も少ない無人駅ながらなぜ8分も停車するのか?それは乗車客の駅舎見学のための時間だそうです。

そして、車掌さんの制服も渋かった・・・!ノスタルジックな列車と制服の組み合わせが非常に素敵です。
奥にちらりと見える木目の座席もいいですね。こちらも漆黒のボディとの相性がぴったりです。ちなみに阪急電車も京都線に木目の座席があります。観光客が多いから特別仕様なのでしょうね。

列車の中には「展望スペース」なるものもあるようです。ゆっくりお茶でも飲みながら車窓の景色を堪能する・・・。
JR九州のサイトにストリートビューで紹介されています。

【JR九州ホームページ】 http://www.jrkyushu.co.jp/trains/hayatonokaze/

最後に待合室にあったゴミ箱のご紹介。ゴミ箱が「かご」です!こういう手作り感もまたいいですね。待合室の椅子も木製でした。レトロですが、掃除も行き届いていて、ただただ懐かしく素敵な空間でした。

NHK放映の「西郷どん」でまた観光客は増えるかと思います。歴史好きの方もいらっしゃるでしょう。幕末に活躍した数多くの英雄にまつわる観光地はたくさんありますが、それらを回る前にまず嘉例川駅に立ち寄って、タイムスリップしてみてはどうでしょうか?

嘉例川駅 概要
住所/
鹿児島県霧島市隼人町嘉例川2174
路線名/
肥薩線
駅舎竣工年/
1903年(明治36年) 1月
主な歴史/
2004年/観光特急「はやとの風」の停車駅になる。駅弁「百年の旅物語かれい川」が発売
2006年/駅本屋が国の登録有形文化財に指定
2007年/南九州産業遺産群のひとつに選定
2016年/「ニャン太郎」(※)観光大使に任命

※「ニャン太郎」とは。
1匹の雄ネコがいつのころからか嘉例川駅に住み着きました。このネコは人懐っこくてすぐさま観光客の間で有名になったのだそう。SNSの時代、こういう情報が回るのも早いです。地域の人からも「招き猫」「神様からのお使い」と大事にされ、なんと「嘉例川観光大使」に抜擢!最初は地域の人たちが自由に名前をよんでいたそうですが、いつの間にか「ニャン太郎」という名前が定着。すぐに出ていくだろうと思われていましたが、ニャン太郎もみんなから可愛がられていこごちがよくなったのでしょう。すっかり居着いてしまったようです。なんとニャン太郎のベットまで用意されているようです。